第37回 神戸市学童保育連絡会総会が80名の参加で開催されました。

2011.05.17

第37回神戸市学童保育連絡会総会開催される!
 
助成金の年度途中返還不要は、運動の成果!来年度こそ運営費の大幅アップを!
5月15日午前10時より、第37回神戸市学童保育連絡会総会があすてっぷKOBEで開催されました。来賓として神戸市議会の大井議員(民主党・須磨区)、粟原議員(新社会党・中央区)、山本議員(日本共産党・須磨区)、高山議員(みんなの党・北区)をお迎えし、また、矢田神戸市長からメッセージをいただきました。多くの学童保育所から保護者、指導員、子どもたち含めて約80名の参加者があり、前年度の総括、今年度の方針について熱心に話し合いました。
 
総会の冒頭、3月11日に発生した東日本大震災の犠牲者を悼んで黙とうを捧げました。また、兵庫県連協の池田事務局長代行から、阪神淡路大震災では全国から大きな支援を受けた、県連は500万円を目標に被災地支援の募金に取り組んでいるので協力を、との話がありました。
経過報告では、曽田会長から今年度から神戸市の助成金が、年度当初の児童数で決定され、年度途中で児童数が減少した場合でも助成金の返還は不要となったが、これは運動の成果である。来年度へ向け、運営費等の大幅アップへ運動していく。また、放課後子どもプランの中で、学童保育事業と放課後子ども教室推進事業の一体的運営モデルが昨年9月から実施されており、注視していく必要があると報告されました。
 
討論では、近隣からの苦情があり、場所を探しているが見つからない、解決策は?、子どもの人数が減り赤字になった、どう運営したらよいか悩んでいる、単身家庭への援助をしてほしい、指導員の確保に苦労しているが良い方法はないかなど運営していく上でのいろんな悩みや要望が出されました。これについては、事務局としても要望は受け止めて要望書に反映していく、新しいホームページも活用してアピールしていくようにしたい、と答弁がありました。
また、学童保育誌「日本の学童ほいく」の購読を増やそうと読み合わせを行い、各学童保育所でも活用していこうとの訴えがありました。
 
議案については、総括、方針とも拍手で承認されました。事務局から役員の選出について経過説明があり、別記のとおり曽田会長他役員が承認されました。
 
指導員勤続表彰では、10年勤続で谷口指導員(港島)を表彰しました。
いずれにしても、学童保育の果たすべき役割は高まっているのは間違いありません。地域方式の学童保育所においては、運営が厳しいところが増えており、場所の確保や指導員の処遇改善は待ったなしの課題です。私たちの運動をより一層強め、公的責任をはっきりさせ、神戸の学童保育をよりよいものにしていきましょう。


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